社会にイイね!を、社会からイイね!を、ささき歯科医院です。
今日は部分矯正を行なった症例を投稿します。
部分矯正は基本的に適応が難しいです。
「ここちょっとだけ歯が並んだらイケてるのに、、、!」と思うことは、お分かり頂ける方はいらっしゃると思います。
しかし、歯並びというのは、前歯と奥歯は密接に関係しており、上の歯と下の歯も密接に関係しております。
すなわち、前歯1本動かすだけでも、
・隣の歯との兼ね合い
・奥の歯との兼ね合い
・噛み合わせの兼ね合い
と、本当に色々考えないといけません。
当院で部分矯正を勧める場合は、
●噛み合わせがもう少しだけ歯の移動があれば楽になるのに
●歯並びがもう少しだけ整っていたら歯の寿命が延びるのに
というシーンが多いです。
上の前歯を複数本治療する患者さんでした。
上下の奥歯の関係は悪くありませんでしたが、下の前歯の叢生(がたつき)が良くありませんでした。
下の前歯に叢生があると噛み合わせが作りにくく、最終的な修復物の寿命が短くなることが多いため、矯正治療で歯並びを整えることになりました。
期間の制限もあり、完全に、とは言えませんが整えることができました。
これにより上の前歯の修復の難易度が大きく下がり、また歯の寿命も長くなります。
矯正治療後は保定といって、元の位置に戻らないようにキープする期間がかなり必要ですが、これにより移動させた歯をその位置で維持させることが出来ます。
!保定をおろそかにしてしまうと、せっかく動かした歯が元に戻ってしまうので、注意が必要です!
かかった費用
部分矯正(インビザライン使用) 330,000円