社会にイイね!を、社会からイイね!を、ささき歯科医院です。
今日は歯科で登場する仮歯の話をします。
被せ物を製作するときに使用されます。
①虫歯をとる
②歯の形を作る
③仮歯を作る
④本歯を作る
という流れで治療が進むことがあります。
「仮歯って必要・・・?本歯いきなり作ったらいいじゃないか・・・?」
とご疑問に思われたことはございませんでしょうか。
仮歯は必要です。
これは型取りする直前の歯の状態です。
歯の周りが黒くなっているのがお分かりいただけると思います。
これは型取りする前の下準備で、歯ぐきを触って刺激してしまう処置です(圧排処置と言います、痛くはありません)。
この際、歯ぐきが炎症を起こしていると充分に完了することができません。
写真のように炎症がなく、全く歯ぐきが腫れていない状態にして型取りに臨むことが求められます。
これを達成するのに必要なのが仮歯です。
仮歯で歯と歯ぐきの周辺の環境を本歯に近づけることによって、歯ぐきは綺麗に治癒していきます。
完全に治癒したときを狙って型取りをするのです。
仮歯を製作するために治療回数は1回増えます。
時間も30分〜60分程度かかります。
しかし、その一手間を惜しむと綺麗な修復物は出来上がりません。