そもそもの保険外治療に対しての私の考え
基本を徹底的にやっているか
例えば保険外根管治療において「ラバーダム防湿をしているから根管治療は任せてください」という謳い文句には違和感を覚えます。 超高級フレンチのシェフが使っている道具を使っているから、同じような料理を提供できるわけはないですよね。結局はシェフの腕です。
「ラバーダム防湿をしているだけ」では、ただ同じような道具を使っているだけで、歯科医師の腕を保証するものではありません。
十分なトレーニングを積んでいる
前項で「歯科医師の腕」と表現しましたが、歯科医師は大学で歯科治療を学び、研修医を経て臨床の場に出ますが、その後も自己研鑽するかどうかは本人次第のところがあります。
日々の研鑽が歯科医師の腕に大きく関わってくると考えます。
充分な時間をかける
保険内診療においては治療にかかる費用は国が設定しているため、時間をかけて丁寧な治療をすればするほど赤字になります。
歯科医院も一企業と同じで赤字を出すわけにはいきません。結果的にいかに早く保険算定をするのに必要な条件を満たすかが重要になります。
要は時間をかけて100点の仕事をしても、半分の時間で60点の仕事をしても、診療報酬が同じであれば、生活ができるレベルまでの治療で問題ないわけです。
(たまに生活ができないレベルの治療しかされておらず他院から転院していらっしゃる患者さんもいますが、それについては同じ歯科医師として恥ずかしく思います。)
100点の仕事をするには時間が必要です。そうなると、保険外治療の一番重要なポイントは、充分な時間をかけることができるという点になると考えます。
以上を踏まえた上で、当院の保険外根管治療についてお読みいただければと思います。