社会にイイね!を、社会からイイね!を、ささき歯科医院です。
今日はセラミックの詰め物(インレー)の症例を投稿します。
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歯科においてセラミックは、
インレー
アンレー
ラミネートベニア
クラウン
に適応されます。
非常に幅広く適応され応用の効く材料ですが、得意不得意があるので見極めが必要です。
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術前の状態です。奥歯の一番後ろの歯にメタルのインレー、後ろから二番目にメタルのクラウン、三番目にメタルのインレーが入っています。
後ろから一番目の歯はe-max pressのインレー
後ろから二番目の歯はインプラント治療(ジルコニアクラウンをスクリューリテインとしました)
後ろから三番目の歯はe-max pressのインレー
で治療を行うことを患者さんと相談し、決定しました。
セット前の状況です。若干茶色く見える部位がありますが、虫歯ではないことを確認済みです。
セット前のラバーダムの設置です。
ラバーダムを適応することで、術野から唾液を遮断することができます。
また患者さんの舌が術野に触れることもなくなり、より安全にセットを行うことができます。
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最近無料メール相談でお問い合わせを頂戴しました、ありがとうございます。
ラバーダムを設置することで歯の寿命は上がるのかどうか、という意図が含まれたメール(のように理解しておりますが)でした。
個人的な意見ですが、ラバーダムを行わなくてもセットは可能ですし、以前私はラバーダムの設置はしておりませんでした。
しかし、よりシビアなセットを行おうと思うとラバーダムを設置したほうが良いと思いますし、あるにこしたことはないと今は考えます。
無料メール相談はぜひ皆様お使いください、なんでもお答えいたします。
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セット前の試し入れです。問題のない適合を確認しました。
セット前に適切な薬剤で消毒を行います。
対象の歯牙以外を専用のテープで保護します。
また、テープを専用の器具で固定します。
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インスタグラムで歯科のアカウントをフォローしまくっている私ですが、この2級のコンポジットレジン充填用のリングでテープを押さえるテクニックはインスタグラムで発見しました。
どうやらリングはリングでも、もう力が弱くなってしまったものを使うのがいいようです、そりゃ通常のリングを使ってしまうと歯の移動が起きてしまうからですね。
今回は6番がインプラント補綴だったのと、またセット直前にリングを外すことで対応しています。
かつては自分のスキルを上げようと思うと偉い先生の元に通うしかなかったわけですが、本当に便利な時代になったものです。
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セット直後です。
ここからはみ出たセメントをしっかり除去し、噛み合わせを調整、終了としました。
かかった回数
1回目:麻酔、虫歯の除去、歯の形成、シリコン印象
2回目:麻酔、セット
合計2回
かかった全ての費用
セラミックインレー(専門技工士製作) 65,000円