社会にイイね!を、社会からイイね!を、ささき歯科医院です。
今日は歯周外科の症例を投稿します。
歯周外科とは・・・??となる方がほとんどだと思います。
おそらく基本的に歯科医師から提案されて行う治療かなと考えます。
今回はどういう症例かと言うと、、
口の中にある金属をセラミックにやりかえ、またなおかつ前から4,5番目に入っている保険治療のかぶせものをセラミックにかえたい、ということで治療を開始しました。
いつものように写真を撮影し、ジッと眺め、問題点を抽出していきます。
さて、写真を見ていると違和感に気付きます。
左上のやりかえる予定のかぶせ物なのですが、
少し短いのがおわかりいただけますでしょうか。
これぐらいの長さがあれば、ニコッと笑ったときの小さな違和感が消えます。
歯の長さが揃っていることはとても重要です。
美は細部に宿るといいますが、かぶせ物だけがセラミックに変わっても、歯の長さが違うと変な感じになります。
前後に違和感が生まれない、流れを無視しない形を目指すことが重要です。
さて、長さが違う時に、歯周外科のうちの一つ、歯冠長延長術(クラウンレングスニング)を行います。
少しグロテスクなので白黒写真にしました。
歯ぐきを切開、調整することで歯の長さを合わせます。
術後2週間です。歯ぐきがある程度安定したところで、
仮歯を調整、長さを合わせました。
長さが隣と合ってきたのがお分かりいただけるかと思います。
ここから歯ぐきの熟成を待ち、最後腕のいい技工士にバシっとセラミックを作ってもらえると、良い仕上がりになります。
出来上がりの際にはまた症例として掲載しようと思います。
歯冠長延長術は奥歯、前歯を問わず可能です。
歯冠長延長術 55,000円/1本