社会にイイね!を、社会からイイね!を、ささき歯科医院です。
今日は患者さんから頂いた言葉を投稿してみようと思います。
「先生は診断をはっきりおっしゃって頂けるところが良いです」
診断は絶対に治療に必要かと思っています。
しかし、これは『この歯は虫歯です』とか、『口内炎ですね』とかいうことではなく、
『この歯はこれこれこういう原因でこのような推移を経て虫歯になっています』
というようにお伝えすることがほとんどです(漏れていた方がいたらすみません)。
一つの虫歯をとっても、
それが甘いものをしょっちゅう食べることによって起こったのか、
唾液が少なくなることによって起こったのか、
噛み合わせが関与していて起こったのか、
原因は多岐にわたります。
しかもその一つの虫歯だけで話が終わるのか、実は全体的に原因が及ぶ場合もあります。
前後の歯の関係もありますし、歯並びのこともあります。
そしてそれが骨格に原因が及ぶこともあります。
それら原因をおざなりにして、「これは虫歯です」と治療をスタートしても、結局その隠れた原因のせいで何年後かしたらまた虫歯を作ってしまいます。
診断というのは原因に基づいており、その原因を加味して治療計画を策定するのが非常に重要です。そしてそこまで吟味された治療は予後も良いものになるでしょう。