社会にイイね!を、社会からイイね!を、ささき歯科医院です。
今日は前歯にダイレクトボンディング処置を行った症例を投稿します。
笑った際にすきっぱのように見えるのが気になる、ということで来院されました。
真ん中から数えて2番目の歯が矮小歯であること、また3番目の歯の形が比較的尖形であることが原因でした。
※矮小歯
ごくたまに、通常の歯のサイズよりも小さく歯が生えてくることがあります。幅も長さも小さいことが多いです。わいしょうし、と呼びます。
※尖形
とがっている歯の形を指します。幅広の歯に比べて尖った形をしており、その分すきまができやすい形です。
真ん中の歯と歯の間にもすきまがありましたが、そこは気にならないということで今回の対象からは外すこととしました。
隙間を埋める、歯の形を変えるときには二通りの方法があります。
①ダイレクトボンディング
歯の表面をほぼ削ることなく、歯科用のプラスチック(コンポジットレジン)を貼りつけていく方法です。
将来破損したとしても、1回から2回の回数でリカバリーが効きます。
デメリットは、形・色の美しさがラミネートベニアに劣るという点です。
②ラミネートベニア
歯の表面を薄く削り(最小0mm、最大1.5mm)、セラミックを貼り付ける方法です。
歯の形・色の再現性が非常に高く、自分の歯と見間違えるほどの出来栄えを手に入れることができます。
デメリットは、将来の破損の際再度歯型を取って再製作になるため、時間がかかることです。
破損から再セットの際には仮歯を装着するので、歯がなくて困る、という事態にはなりません。
今回は患者さんと話し合って、①のダイレクトボンディングの手法をとりました。
若干の色調の違い、形態の緻密さはラミネートベニアには劣るものの、即日(2時間)でここまでの回復ができるのは大きなメリットです。
かかった総額
ダイレクトボンディング前歯
55,000円✖️4本=220,000円
かかった回数
1回目:話し合い、歯型取りなど(1時間)
2回目:ダイレクトボンディング(2時間)
3回目:色のチェック(30分)
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