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●症例投稿●ダイレクトボンディング 005 ~前歯編~

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ダイレクトボンディング

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今日は前歯にダイレクトボンディングを行った症例です。

 

ダイレクトボンディングとは、歯にコンポジットレジンと呼ばれる歯科用のプラスチックをはりつける処置です。

時間と手間ひまをかけ、緻密に成形することで、クオリティ高く仕上げることができます。

かつてより保険適応内で、「白い詰め物をする」といわれると、このコンポジットレジン充填が行われていました。

保険治療の内容が制定された時にはクオリティ高くコンポジットレジンを詰めることはできなかったのですが、術式・技術・材料の進歩により、明らかに差のある結果を得られることができるようになりました。

 

歯が欠けたということで来院されました。

 

患者さんと相談の上、ダイレクトボンディングを行うことになりました。

 

それなりに欠けています。

 

ここからは天地が逆転した状態で掲載していきます。

 

ラバーダムをかけ、フロスリガチャーを行います。

 

フロスリガチャーを行うことで、歯がしっかり露出され、なおかつはぐきをラバーにしまいこめるため、術野が明快になり、治療工程のクオリティが上がります。

例えるならこの感じです。

 

手術を行う際のこのような光景はドラマなどでお見かけになったことはあるかと思います。

 

患部のみ・ターゲットのみを露出させることで、

・患部への感染防止

・患部以外への介入の防止

・術者の患部への集中を高める

などの効果が期待できます。

 

いつものようにプラーク染色液を使用し、汚れを染色します。

 

患者さんは歯を磨いて来院されていますが、染めてみると毎回驚かされます。

 

汚れがあることを知らずに、さーっと洗うだけで詰め物をしても、その成果は微妙なものになるでしょう。

 

しっかり洗浄すると、艶がでてきます。

 

染める前の写真と比べても違いがお分かりいただけると思います。

 

左の歯に茶色い部分が見えます。

これは虫歯のなりかけの状態です。

ここから虫歯が進行すると、穴が開いて、もっと進行度が早くなります。

個人的な解釈ですが、穴が開きそうなタイミングで治療介入すべきかと考えます。

定期的にチェックしていれば、この程度の茶色さ・範囲なら、症状が出ることなく経過を追えると考えるからです。

 

コンポジットレジンを充填するには、対象の歯に対して、

①切削

②サンドブラスト処置(行う時と行わない時がありますが、最近はよく使用します)

③酸処理

④コンポジットレジン用の接着剤の塗布

などを行います。

 

対象の歯のみに効いてほしいので、隣の歯は保護シールで守ります。

 

おおよその充填が終わりました。

 

ここからラバーを外し、磨き上げて、完成です。

 

 

ダイレクトボンディングはこの範囲を充填するのに60分程度がかかります。

 

ずっと寝たままで姿勢をある程度維持しないといけないので、患者さんはお疲れになったと思います、もっと早くかつ綺麗にできるようになりたいです。

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