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●症例投稿●根管治療007 小臼歯編

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根管治療

社会にイイね!を、社会からイイね!を、ささき歯科医院です。

 

今日は根管治療を行った症例を投稿します。

 

特に違和感はないということでいらっしゃいましたが、レントゲンで大きな病変が見つかり、治療を開始しました。

 

根管治療は通常、

①歯の頭の方から削り、歯冠方向から根管治療

②それでも結果が出ない場合、歯根端切除術(悪いところを外科的に摘出する術式です)

というように進んでいきます。

 

今回の場合、根管治療開始後、歯にヒビが入っていることが判明しました。

 

ヒビが入ると基本的に歯は持ちません。

 

しかし今回はまだ20代であったことから、なるべく歯を保存するべく、抜歯再植術を行いました。

 

※治療方針は年齢と大きく関係があると考えています。

まだまだ若いタイミングで歯を簡単に抜くことはしません、医学的に多少無茶があっても残すシーンもあります※

 

抜歯再植術とは、

①麻酔をして

②いったん歯を抜き

③抜いた歯をその場で修復

④元に戻す

という術式です。

 

書くと簡単ですが、そう単純ではありません。

 

そもそも1回抜くわけなので、歯としては大きなダメージを受けます。

 

また、抜いている最中にヒビに力が集中、完全に割れてしまう場合もあります。

 

そうなると、治療のために頑張るのに結果的に歯を抜く、という期待と逆の結末を迎えてしまいます。

 

そうならないように慎重に抜き、修復、戻しました。

 

治療開始から1年後のCT画像です。

 

術前の黒い影はなくなり、現在仮歯で良好に食事ができている状態です。

 

患者さんには大変頑張っていただきました。

 

 

 

自費根管治療 66,000円/小臼歯1本

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