社会にイイね!を、社会からイイね!を、ささき歯科医院です。
今日は根管治療を開始する患者さんの症例を投稿します。
年始から治療を開始する、という方は少なくはなく、治療開始の投稿が増えます。
治療開始前です、噛んだら違和感があるということで治療を行うことになりました。
マイクロスコープを覗きながら、治療を開始します。
拡大して、まずは装着されている被せ物を外します。
外してメタルコアが見えた状態です、また黒くなっているところが見えます。少しだけ虫歯になっていますが、非常に軽度です。
この歯は20年以上前に治療なさったそうです。
20年が経過して、ほんのり虫歯になっているだけなので、非常に綺麗に製作された被せ物だったことがわかります。
メタルコアを除去しました。
中が黒くなっていて、さらによく見ると歯にヒビが入っているのがわかります。
デンタルミラーで中を覗いてみると、真っ黒になっているのがわかります。
かぶせ物は綺麗に製作されていましたが、根管内部の汚れがおそらく少し残っており、それが20年の時を経てだんだん大きくなり、症状を引き起こしている、と想像されます。
まずは虫歯を取らないといけません(正確に言うと感染象牙質です)。
虫歯だけを選択的にピンク色に色付けする液で見える化しました。
虫歯がなくなるまでしっかりと除去しました。
先ほどの黒い状態と比べて少し綺麗になりましたね。
綺麗になった歯の上に、コンポジットレジン充填を行い、歯の形を改変します。
改変したら、ラバーダムをかけることができます。
次回より、根管内部を治療していきます。
※根管治療の基本的な流れ※
①歯に装着されている人工物を除去
②虫歯を除去
③根管治療しやすいように歯の形を改変
④ラバーダムを設置し、根管内部へ