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●症例投稿●根管治療009 大臼歯編 〜隔壁の設置、ラバーダムセット〜

カテゴリ
マイクロスコープ, 根管治療

社会にイイね!を、社会からイイね!を、ささき歯科医院です。

 

今日は根管治療を開始する患者さんの症例を投稿します。

 

年始から治療を開始する、という方は少なくはなく、治療開始の投稿が増えます。

 

治療開始前です、噛んだら違和感があるということで治療を行うことになりました。

マイクロスコープを覗きながら、治療を開始します。

 

拡大して、まずは装着されている被せ物を外します。

 

外してメタルコアが見えた状態です、また黒くなっているところが見えます。少しだけ虫歯になっていますが、非常に軽度です。

この歯は20年以上前に治療なさったそうです。

20年が経過して、ほんのり虫歯になっているだけなので、非常に綺麗に製作された被せ物だったことがわかります。

 

メタルコアを除去しました。

中が黒くなっていて、さらによく見ると歯にヒビが入っているのがわかります。

 

デンタルミラーで中を覗いてみると、真っ黒になっているのがわかります。

かぶせ物は綺麗に製作されていましたが、根管内部の汚れがおそらく少し残っており、それが20年の時を経てだんだん大きくなり、症状を引き起こしている、と想像されます。

 

まずは虫歯を取らないといけません(正確に言うと感染象牙質です)。

虫歯だけを選択的にピンク色に色付けする液で見える化しました。

 

虫歯がなくなるまでしっかりと除去しました。

先ほどの黒い状態と比べて少し綺麗になりましたね。

 

綺麗になった歯の上に、コンポジットレジン充填を行い、歯の形を改変します。

 

改変したら、ラバーダムをかけることができます。

 

次回より、根管内部を治療していきます。

 

 

※根管治療の基本的な流れ※

①歯に装着されている人工物を除去

②虫歯を除去

③根管治療しやすいように歯の形を改変

④ラバーダムを設置し、根管内部へ

 

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