社会にイイね!を、社会からイイね!を、ささき歯科医院です。
今日はインプラント治療に関する投稿をします。
画面の真ん中に見える銀歯の調子が悪く、治療を行うことになりました。
中で歯が割れており、抜歯ののち、インプラント治療を行うことになりました。
歯科治療は、基本的には無くなったものを補う、というのをひたすら行っている治療です。
歯が少し欠けたからコンポジットレジン充填を行う。
大きく無くなったらインレー〜アンレー〜クラウンで歯を作る。
根っこの中が無くなったら根管充填をして補う。
歯の根っこごと無くなったら・・・根っこごと補わないといけないので、インプラント治療を行うわけです。
画像の真ん中の歯がないです。
なんだか穴が開きました。ドリリングを行い、骨に穴を開けている状況です。
先ほどのドリリングした穴にインプラントフィクスチャーを設置します、埋入と言います。
フィクスチャーに対して部品を接続すると、
歯が出来上がるわけです。
インプラント治療は
①歯ぐきの切開
②ドリリング
③フィクスチャーの設置
というように進んで行きます。
と、簡単に書いたものの、実際はそんなに簡単なわけはなく、どのステップも注意するべき点が山ほどあります。
その中からピックアップして今日はドリリングの話を投稿しようと思います。
ドリリングは、3次元的に位置が決まるものです。
オペの最中に、「えーっと今日はこんぐらい削ってこんぐらいのフィクスチャー設置しーよっと!!」という感じではオペは行いません(ちなみにかつてCTのない時代はそのようにやっておりました)。
インプラント治療を行うと決まった時点で、
①CT撮影を行い3次元的に骨の位置を確認します
②将来的にどのような歯を作るかを計画します
③その歯を作るために必要なフィクスチャーを選定します
④フィクスチャーの位置を3次元的に決定します
ここまで全部決まります。
フィクスチャーの位置を決めたら、あとは正確にドリリングを行うわけですが、ここで登場するのがサージカルガイドです。
当院ではsmopガイドというのを使用しています。
これは、CTデータと患者さんの歯型を全て統合し、3次元的に決まったインプラントフィクスチャーの位置を反映させ、ドリリングの位置を決めてくれる便利グッズです。
患者さんの歯に合わせて
パコっと綺麗にはまります。
よく見ていただくと、このはまった器具に穴が空いているのがおわかりいただけるかと思います、(少しわかりにくいですすみません)、この穴に対してまた専用の器具を挿入し、ドリリングを行います。
これにより、かなり正確に処置を行うことができ、また術中に迷うことがないので、患者さんも非常に楽です。
インプラント治療は安心・安全かつ正確に行うべきと考えています。
様々な工夫により、当院ではご満足いただけるインプラント治療を提供しております。