診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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8:30~13:00 14:30〜18:30 |
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- 土曜日は9:00~13:00
- 水曜・日曜・祝日は休診日
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当院で行った過去の全体的な治療例です。
(以下、全ての写真は拡大可能です。)
「たまに奥歯が腫れる」「銀歯が外れた」「アゴが変な気がする」
「前歯が動く」「どうも治療してからうまく噛めない」
様々なきっかけで患者さんは歯科医院を訪れます。
ささき歯科医院では、まずはお困りの当該部位を調べ、対処いたします。
しかし私はその対処を行いながら、他の歯、歯並び、骨格も同時に観察しています。
口の中には厳密には、骨があり、歯ぐきがあり、歯があり、それらが密接に関係します。
一見ただの奥歯の炎症だと思っていたものが、実は骨格に端を発するものだったということは珍しい話ではありません。
木を見て森を見ず、ではいけないのです。
お困りの部位の症状が一旦落ち着いてから、私の診断と、原因への対処をお伝えさせていただくことにしています。
患者さんによっては、「先生の言うことはわかるが、今は困っているところだけで良い」とおっしゃる方もいらっしゃれば、「先生の言うことはわかった、どうしたらちゃんと治せますか?」とお聞きになられる方もいらっしゃいます。
を複合的に組み合わせることを必要とすることが多いように感じます。
もちろんその要素が少なければ少ないほど話は簡単ですが、多ければ多いほど治療の難度が上がります。
これまで私は様々な分野を勉強し、それらを組み合わせて難度の高い治療を多く行ってまいりました。
様々な歯科医院がある昨今ですが、複合的観点から全体像を掴みしっかりと治療したい、という方はささき歯科医院へいらしてください。
まず始めにこれらの検査を行います。
(検査の所要時間は1時間程度、費用は3000円から5000円)
そして後日これらの検査結果をもとに、1枚ずつ画像でお見せしながら病状と治療法の説明をします。きちんとご理解いただけるよう、1時間程度をかけて分かりやすく解説します。
この解説を聞いていただいた全ての方が、「こんなに検査をしたことはないし、病状の解説や治療法の解説もここまで詳細にしてもらったことはない、自分の体で何が起こっているかが分かった」とおっしゃいます。
歯に修復の多い方には、何かしらの原因があります。
それを解明するのが本当に重要だと考えています。
何事もそうだと思いますが、原因をないがしろにして物事を達成しても、あとでまた崩れるのは目に見えているでしょう。
この原因を解明するために種々の検査や、話し合いを行うのです。
の3つが大事だと患者さんにいつも伝えています。
これはわかりやすいと思います。
せっかく意を決して治療を始め、費用と時間をかけたのに、最終的に噛めずに終わっては、全く意味がありません。これは絶対に達成しないといけない目標です。
行った治療が持続するのも、もちろん大事なことです。
5年、10年、15年と、治療結果が維持されるように、維持しやすいように完了することを約束しています。
歯科で行う治療は、すべて人工物を歯に装着している状態です。
治療をしたから未来永劫持続すると思われている方も少なくありませんが、すべての人工物は、いつか必ずだめになってしまいます。
この人工物がためになってしまう時期は人それぞれで、なるべくなら長持ちしてほしいと誰しもが思っています。
しかしだめになったときに、対応策を準備し、迅速に復旧できるかどうか、この項目が案外見落とされており、歯医者への足が遠のく原因にもなっていると感じています。
だめになったときに対応策を考えるのでは遅いのです。だめになった時、いかに迅速に復旧できるかどうかは治療を開始する前から考えておかなければならないのです。
ですから当院では、治療開始時に、治療が完了したあとのメンテナンス、対応法まで全てお話して、ご理解いただくことを大切にしています。
67歳
全体的に診て欲しい、ということで来院されました。
歯が痛くなるたびに歯医者には通っていたが、噛み合わせをちゃんと治療したことはないとおっしゃっていました。
上記のように
①しっかりと噛めること
②持続すること
③修理しやすいこと
をポイントに治療計画を相談させていただきました。
写真の通りに治療を終了いたしました。
上顎は総義歯の形態に、下顎は十分な寿命を持った歯は残して、長期的な保存が難しい歯はインプラント治療を施しました。上顎を総義歯形態にすることにより、何かが起こっても義歯の修理を行えば対応が可能です。即日の修理・完了も難しくないでしょう。
下顎は十分な寿命を持った歯しか残していないので、今後の人生でよっぽどのことがない限りトラブルが起きないと考えます。インプラント治療を施してある部分も、同様にトラブルが起きにくいと考えています。歯周病になった、とか歯が欠けた、というインプラント治療の悪い面が聞こえてくるようになりましたが、噛み合う上の歯を総義歯とすることで、過大な力がかかることなく、トラブルが起きにくい結果を得ることができました。
上顎は総義歯ですが、『今まで食べられなかったものがなんでも噛めるようになった』と、患者さんよりお言葉を頂戴しております。
63歳
右上の奥歯が取れたということで来院されました。
各所の金属は昔に治療されたもので、外してみるとどれも虫歯になっていました。
一つずつ虫歯治療を行い、インプラント治療、矯正治療を並行して行いました。
写真の通りに治療を終了いたしました。
各所虫歯に侵食されていましたが、歯を残すことができたのでインプラントの数をおさえることができました。
下の前歯が先天的に1本欠損しており、そのため噛み合わせを構築することが難しいケースでした。矯正治療を併用することで前歯と奥歯をバランスよく噛ませることに成功しました。
60歳
今まで何回歯を入れてもトラブルが起きるために、奥の歯を入れないまま今日に至る、ということでした。
噛み合わせ・骨格を読み解き、今後の人生でトラブルが起きにくいように全体的な治療計画を練りました。
骨格の前後的な差がある方でした。
術前のレントゲンより、上下で歯牙の損傷に明らかな差があるのがみてとれます。
上の歯がないところにインプラント治療を行い、上顎は全てインプラントフィクスチャーによる固定性の歯を入れられることも費用的には可能な方でした。
しかし、治療において重要なのは今目の前の歯を見ることではなく、なぜ目の前の歯になったかを考え、未来へ活かすことです。
骨格的な前後差を考慮することなく歯をいれても、装着した人工物は決して長持ちしません。
今回の症例では、敢えて上顎は総義歯形態をとり、骨格的な前後の差を解消するよう工夫しました。
上顎の残っていた歯も、差し歯としては使えずとも、敢えて根だけ残すことによって組織を温存し、義歯の安定に寄与するよう設計しました。
ここまで全体的にしっかり治療しておけば、今後の人生においてトラブルになるようなことにはならないでしょう。
上顎の総義歯は、馬蹄形という、上顎の覆う部分が小さいタイプで作成いたしました。
強度に劣るため、割れる可能性があります。
下顎のクラウン・ブリッジは、丁寧な形成・印象処置と自費専門の技工士によって製作されたもので、虫歯による損傷が今後起こりにくいとは考えますが、定期的なメンテナンスは必須であり、生涯もつものではありません。
神経のない歯(失活歯)は神経がある歯に比べて力が大きくかかりやすく根が割れたりするリスクがあります。
割れ方にもよりますが、基本的には歯が割れてしまうと抜歯処置を行わなければならないことがほとんどです。
79歳
他院で治療を行ったインプラントの歯が取れたということでいらっしゃいました。
また、あちこちの被せ物が欠け、困っているとのことでした。
既にインプラント治療がなされており、使えるインプラントを使いながら足りないところにインプラントフィクスチャーを埋入し、噛み合わせを再構築する必要がある方でした。
上の前歯、右上の奥歯のインプラントはもう既に使える状態ではなく、また年月を経てすり減ってしまった下の前歯は噛み合わせを再構築する上で利用が難しい状況でした。
年齢を考えると、今回の治療で歯科治療を終えてしまい、残りの人生においてはメンテナンスのみで歯科へ通う状況を作りきってしまうことが求められました。
以上より、潔く残っている歯牙は抜去させていただき、上下をインプラントフィクスチャーによって固定式の歯を入れることとしました。
レントゲンをよく見るとお分かりいただけるかと思いますが右下の奥歯のインプラント(レントゲンでは左右逆にうつるので、左下)が既にインプラント周囲炎になっていました。
本当に治療をやり切ってしまうなら、右下の奥2本のインプラントを抜去、新しいインプラントフィクスチャーを埋入すべき症例でした。
しかし、患者さんとの話し合いで、まだ使えるインプラントは置いておこう、ということになり、右下のインプラントは置いたまま治療を行っています。
今後の人生の中で腫れたり痛む可能性があることは重々ご承知いただいております。
複数のインプラントフィクスチャーの埋入においては埋入位置がずれると後々のクラウン製作に難が生じます。
そのリスクを最低限にするため、ガイデッドサージェリーを行っております。
62歳
数年前に全体的に治療したが、上のつながっている
歯がグラグラして噛めない
上顎は5本の歯を保険のブリッジ治療で連結してある状態でした。
どの歯の状態も良くなく、今回なんとか治療を行ったとしても近いうちに再びトラブルを起こしてくることが予想されました。
下顎は9本の歯が残っており、虫歯はあるものの差し歯として使える状況でした。
しかし、患者さんとの話し合いの中で、「数年前に行った治療なのに再び全てやりかえないといけないのは単純にしんどい。もうやりかえのないようにしたい」という患者さんの強い思いが伝わってきました。
今回で完全に治療をやり切ってしまい、今後は最小限の介入で歯科と付き合えるよう、上下顎残っている歯の全ての抜歯、必要な本数のインプラント埋入上顎は総義歯形態で対応することとしました。
インプラント治療は決して虫歯にはなりません
しかし歯周病にはなります。
ただ、歯を失った原因を考慮する必要があります。
この方はこれまで虫歯で歯を失ってきた方でした。
残っていた歯は、特に下顎の歯は歯周病に侵されることなく今に至った方です。
そういった方がインプラント周囲炎になる状況はあまり考えにくく定期的なメンテナンスのみしっかり行っておけば今後の人生においてトラブルを起こすことは心配しなくて良いかと考えます。
上顎の総義歯は時間と共にすり減り、劣化していきます。
10年ごと程度でやりかえが必要な可能性がありますが、虫歯治療のようにお口の中でドリルを使って削ったりする必要はなく、歯型をとって技工士へ製作を依頼するだけなので、治療の負担は限りなく小さいと言えるでしょう。
長くなりましたが、歯医者選びは本当に難しく一度始めたらなかなか転院しにくいのもあり、お迷いになることも多いと思います。
私の考え方は上記の通り、きちんと検査や解説をすることで相互理解を深め、全ての分野で最善の治療を行うことをお約束します。
共感いただければ、是非当院へお越しください。