治療途中の歯はとても弱いものです。仮の材料が詰められていることが多いため、細菌が入り込んでしまって虫歯が一気に進行してしまったり、歯ぐきが腫れやすくなったりします。
やり始めた治療は中断せずに最後までやりきることが大切です。
歯医者に行くのがこわい、という方でもきちんと治療が終わるまで通っていただけるように、針を使わない麻酔器(注射針のない注射器)の使用により痛みの少ない麻酔注射を行なったり、歯医者特有のいやなにおいがしないような配慮、歯科の器具をなるべく目に触れないように配置するなど、様々な工夫を行なっております。
治療直後の歯はどれもきれいですし、しっかり噛めると思います。しかしお口の中で機能し始めた途端、劣化が始まります。
車を買っても、最初は気持ちよく走るしシートも新車のいいにおいがしますよね。でも乗っているうちにだんだん感じが変わっていきます。まったくメインテナンスを行っていないと、急にブレーキに異音がしたり、アクセルの感じが変になったりします。
歯と車が同じとは言いませんが、メインテナンスをすることで劣化のスピードを遅らせることができる、長持ちさせることができるのは一緒のように考えられるのではないでしょうか。
せっかく頑張って頂いた治療をもたせるために、充分なサポートを致します。